【新型コロナウイルス感染症に関する差別・偏見について】
~いま私たちにできること~
新型コロナウイルス感染症に関する差別・偏見について考えるこの授業は、本校では3年生が11月に、1,2年生が12月に各クラスで行いました。これは日本赤十字社監修の「新型コロナウイルスがもたらす3つの“感染症”」をもとに文部科学省が制作した動画を使って日本全国の中学生、高校生を対象に実施したものです。実施後に行われたアンケートに寄せられた感想を紹介します。たたかうべき相手は人ではなくウイルスであるとの思いが強く感じられる感想となりました。
【 感 想 】
・私は差別などしていないし、寄り添ってあげられると思っていました。でも今日の授業を受けて、咳をしている人がいたら嫌だなと思ったり、ふざけて「あの人コロナ?」と友達に行ってしまったりなどすることが、私もあったなと思いだしました。無意識でしている行動が、差別につながっているのだなと気付かされました。
・コロナによる差別や偏見について深く知ることができました。感染者は被害者であることを忘れてはいけないと感じました。
・かかりたくてかかったわけではないと改めて感じました。
・大切な要点をとらえて話していて分かりやすかった。
・差別はよくないとことで、不安だからといって他人を傷つけることは絶対にしてはいけないと思いました。自分が傷つける側にはならないぞと思いました。
・コロナの恐怖が、身体的な理由だけでないことに驚きました。人の体も心も壊してしまいかねないウイルスの怖さを感じました。感染予防にもっと気を付けます。
・コロナが拡大してから環境が変わったが、このような問題もあることを知って考えが深まりました。
・世の中がコロナに対する不安で、差別や偏見を持ってしまっている現状に関心を持ちました
・予防を継続して、不安を煽るようなことはしてはいけないと改めて感じました。
・偏見・差別が起こっているのはなんとなくは知っていたけれど、こんなに人を苦しませているのだと感じました。
・以前に別の感染症にかかったことがあります。治って登校したら「うつるから近寄るな」とか「こっち来るな」とか言われたことがありました。差別はいじめです。私は絶対にしないと改めて思いました。
・中学の時にクラスの人が体調不良で3日間学校を休んだことがありました。ちょうどその頃コロナが流行り始めていたので、その人に対して「コロナじゃない?」と言う人がいて、本当に良くないと思いました。
・世界中が大変な中で、差別なんてくだらないことをする人がいるのだなと思いました。私はいつも通り接することができる人間でありたいと思いました。
・風邪を引いていて咳をしたら、いやな顔をされ、その場から逃げるように離れる人を見て、私は嫌がられているのだなと気付いたことがあります。これもコロナによる差別なのかなと思いました。
・もし身近な人が感染してしまったとしても、私は差別を絶対にしません。体調が悪い時に周囲にそのことを安心して伝えられる空気を作れたらいいなと思いました。
・このところ予防対策に慣れてしまって、気が緩んでいるなと感じます。3密を避ける!手洗い!うがい!SNSでデマを書かない!言い出せない雰囲気をつくならい!徹底します。
・どこの国でも差別は起きるなと思いました。目に見えないウイルスへの不安を、目に見える患者に置き換えて差別している、怖いですね。