この講演会は、横芝光町が、東京オリンピック・パラリンピック大会において、中央アメリカ北東部に位置する国「ベリーズ」のホストタウンになっていることから、マスクをする習慣のないベリーズの選手や大会関係者にむけて、町がマスクを送るプロジェクトを立ち上げたことがきっかけで実現しました。
本校ではこのプロジェクトに賛同し、生徒会が中心となってマスクの提供を約1か月にわたって呼びかけました。皆さんの協力の甲斐あって、手作りマスク約200枚、不織布マスク約4000枚を確保し、提供することができました。
そこで、10月26日(月)マスクの進呈に先立ち「ホストタウン〈ベリーズ〉と青年海外協力隊について」と題して、町のベリーズ担当である村田浩子氏にご講演をいただきました。
村田浩子氏は、JICA青年海外協力隊としてベリーズに派遣された経験や、帰国後のユニークな経歴を通じて身につけ、感じ、考えたことを軸に、発展途上にあるベリーズの現状を紹介されました。また、コロナ禍での進路や将来に漠然と不安を感じている生徒に向けて「行動すると、何かが動き出す」「言葉にすると納得して進むことができ、何よりも自分に言い訳しなくなる」と力強く語り、励ましてくださいました。
1年 熱田 遥香さん(横芝中出身)
「陸上とカヌーの選手がいるとのこと、横芝光町より人口が少ない、環境も十分とは言えない中で出場する選手がいることが、何よりも素晴らしいと感じます。ボランティアに興味があるので、青年海外協力隊として活動していた方から貴重なお話を聞くことができて良かったです。先生がおっしゃった『行動してみよう、挑戦してみよう』という言葉に背中を押された気がします。地域活動に参加したいという気持ちが強くなりました。」
1年 大木 星騎翼さん(横芝中出身)
「ベリーズは人口が少なく国土も狭いので、ごみの処理が追い付かず、必然的に衛生環境が整わないと知りました。今、私たちが暮らす町の環境が保たれているのは、日本人ひとりひとりがルールやマナーを守っているからだと思います。ひとりひとりの意識が低く、協力的でなかったとしたら、自然環境は悪化していくでしょう。いま私にできることは何かを改めて考えるきっかけになった講演でした。マスクがベリーズに暮らす人々の小さな助けになれば嬉しいです。」
2年 飯髙 樹生さん(芝山中出身)
「おむつをはいた1歳の赤ん坊が、鎌を振り回し草刈りの真似事をして遊んでいるという話が印象的でした。実際に経験した話には、力があるなと感じました。来年、選手団がいらっしゃったら、できる限りの応援をしようと思います。このマスクでたくさんの人が安全に暮らせますように…」

3年 平井 佑奈さん(芝山中出身)
「ベリーズからオレンジジュースやハバネロソースなどの加工食品が輸入されていると知り親近感がわきました。講話を通じて、私自身が日本のことを全然知らないということに気付きました。まずは住んでいる地域のことからよく知りたいと思います。これから、たくさんの挑戦をして生活していきたいです。」
To everyone in Belize
We will send you 200 handmade and 4,000disposable masks.
Now, new coronavirus is rampant all over theworld. Various countermeasures have beentaken in Yokoshibahikari Town. We hopethat COVID-19 will end as soon as possible and we can live in peace.
Next year, theTokyo Olympics and Paralympics will be held, and we are looking forward toseeing the Belize Team in our town.
From all the students of YokoshibaKeiai High School